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Miku Nagano 永野未来 ブログ(公式)

絵画制作しています。推薦環境はPC。I am making paintings. Recommended environment is PC.

耳をすませばと猫の恩返し

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自分の感性を高めたいと思って、耳をすませばと猫の恩返し(バロンー猫の男爵)を古本で購入。
ジブリの耳をすばせばと猫の恩返しの原作となる本です。
前々から読みたいなと思っていた作品です。

猫の恩返しは、耳をすませばに出てくる主人公の本が大好きな雫が書いた物語の設定のようですね。
それを知った時に両方読もうと思いました。

耳をすませばに出てくる天沢くんは、原作ではバイオリン作りじゃなくて画家になりたかったようですね。
原作の方が爽やかに終わったなと思いました。ジブリの方はどうしても説教臭いというか…それもいいんですが笑
普通中学生の男子が女の子に「結婚してくれ!」なんて言うかと思ったりしながらジブリでは見てましたが。
どちらにしても、朝焼けで偶然に掛けて告白しようと思ったという天沢くんは何だか可愛いなと思いました。

猫の恩返しではバロンの事務所が地球屋になっていて、ムーンという猫もまたここで活躍するところが雫が書いた作品らしくて良いなと。
バロンがとてもカッコよく描かれています。
バロンが恋人の写真を飾っているのが何とも切ないですが。戦争に巻き込まれた二匹は無事再会されるのでしょうか。

一番自分が興味を持ったのは、雫が無事作家として成功したのかどうかです。
自分の夢を大人になって叶えるのは中々大変ですものね。

ちなみに自分の夢は「絵が描ける仕事ならなんでもいい」でしたが、気が付いたら流れで画家になってしまったという感じです。
(高校の時はイラストレーターになりたかったのですが←でも美大の実技で洋画の方が楽しそうだからという理由で洋画に進んだ)
まだ画家として確立されているかというところは不安はあります。
でも人を良く見てる父からはこう言われます。「才能と努力とそれが好きだったら夢は叶う。」と。
これからも応援してくれる方々のために頑張ります。

最近ちょっと忙しかったりネットの事で殺伐としていて苦しかったので、こういう爽やかな青春時代を思わせる作品に出会えて、感性も少しは豊かになったかなと感じます。以上。

久々にオススメ本。「芸術と心理学」村上勝彦

コロナウイルスの緊急事態宣言も伸びたため、久々にオススメの本を。
心理学、教育でアートの事を語っているため、経済至上主義や科学主義の人にとってはあまり面白くない本かもしれませんが…。
暇なので本でも読もうと、久々に本棚を見渡すと出てきました。

リンク「芸術と心理学」村上勝彦

最初からいきなり「第一章 誰もが好きという美はあるか」なんて言葉で始まります。
結構神秘主義的というか、経済活動より芸術活動が先であること、美とはいったいどこで生まれたのか。
なんて話から徐々に東洋のアート、西洋のアート、現代アートの基本的なことはざっくり紹介されていて、まあただ美術好きな方の入門書でもいいのかなと思ったのですが、最終的には般若心経のような目に見えないもののこと、「表現したいその本質とはいったい何なのか?」というところまで問い詰めるため、個人的には好きですが面白くない方もいるかもしれない、といった内容の本です。デッサンの重要性も書かれてあるので個人的にはオススメしたい一冊ですが。

「われわれは何処から来たのか?われわれは何者であるか。われわれは何処へ行くのか。」
と、テクノロジーと芸術の間で鋭く問い詰めてくる鋭い本だなーという感想です。
ちょっと霊的な感覚もあるので全員にオススメできる本ではないように思いますが、このコロナウイルスのような目に見えないものと戦っている現在、いかに目に見えないものの恐怖、またはその逆の「芸術に対する感動」というような目に見えないものを深く考えてみてもいかがでしょうか?

いちばん親切な 西洋美術史- 池上英洋

いちばん親切な 西洋美術史 池上英洋 https://www.amazon.co.jp/dp/4405072280/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_NeaTDbG7YHMP7

今日は二冊紹介。
この本はカラーで作品が載ってるのでわかりやすいです。
紀元前40世紀から今後の美術の行く末まで語ってる面白い本です。
「絵画のことなんて難しそうだし知らないし~」って方でも基礎的なことがしっかり載ってるので超オススメ。
個人的にはこれに合わせて日本美術史も読めばおおよその絵のことはわかるんじゃないかなーと思ったりしてます。
(東洋美術史もオススメですが私はまだ完全にはそっちの方理解してません…残念)

最近写実ブームで、自分の絵も「写真みたい!」って感じで購入してくださる優しい方もいるのですが、
西洋美術史をよく読んでみると、写実っぽい絵でもロマン主義だったり新古典主義だったりバロックだったり様々です。
私はターナーが好きなのでロマン主義が好きなんですが、日本だとどうしても写実で纏められてしまうのはなんだかな~と思うところがありますが、写真みたいって感動の仕方は別に悪いことじゃないのでアリだと思います。
(自分の中ではそれほど写実的に描こうとしてないのでちょっとびっくりしますが)

まあ、なんやかんや言いつつ、好きなように目的をもって描くのが一番だよねとシンプルに終わります。

芸術をめぐる言葉-谷川渥

新編 芸術をめぐる言葉 (BT BOOKS) 谷川渥 https://www.amazon.co.jp/dp/4568202302/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_aw.SDbNJWJSSX

色彩検定の勉強はやっと一次が合格ラインというぐらいのぼちぼちといった感じです。

大学時代に読んでいた本の紹介。
当時の自分にとってはちょっと難しい本だったので自分もこの本の意味を理解してたかどうか定かでないですが、
びっしり付箋を付けたままそのまま持ってたので久しぶりに読み返しました。
見てみると有名な歴代作家の苦戦した中から出てきたシンプルな名言に打ちのめされるのではないでしょうか。
その作家の出た言葉全てが自分の中にヒットするわけではないですが、良い本だなと思って紹介しました。
(作家以外の芸術の言葉も紹介されています)

大学時代、自分も何故悩んでいたのか何となく理解できました。
とにかく作家は悩みつくした先にぽっと自分の中で明確でシンプルな言葉がでてくるんですが、
そのシンプルさの中には糸がこんがらがったような迷宮がありますので
「この作家はこういう考えなんだな」ぐらいで読み進めると良いと思います。

個人的にはこの本の中のヒトラーの「われわれが今世紀になってからキュビズムとかダダイズムといった総括的概念でもって知ることになった精神錯乱的、退廃的人間の病的な奇形」という言葉あたりが好きですね。
私自身、大学2年の時ダダイズムや反芸術で嫌気がさして病気になったので、まさかあのヒトラーの言葉に救われることになるとは思いませんでした。
彼はしっかりした美術教育を受けて真摯に打ち込んでいたら立派な作家になったような気がします。
(ヒトラーの絵は騙し絵みたいで正直好みではないですが、それこそ彼の本質を曝け出している気がします)。

自分もやっと広い意味で少しずつ自分の中での芸術作品の地雷(嫌いなもの)を撤去して楽しめるようになりましたが、
ヒトラーの「嫌い」は理解できます。
まあヒトラーのやった行為に比べたら、反芸術やダダイズムなんてかわいいものです。

「色彩-色材の文化史」

台風19号の被災地への募金はyahooからにしました。
https://donation.yahoo.co.jp/detail/1630043/

高知県展を見ようと思ったら今日は準備中。
自分が出してなかったらなんの事かさっぱりになってしまう…。

ちょっと色彩検定から寄り道してこの本。
顔料、染料、錬金術と化学。絵画の歴史。そんな本。

自分の中ではどんどんと基礎に戻っていくような気持ちで勉強してるところなんですが、人からみたら難しい問題かもしれない。でも作家にとっては当たり前のことかもしれない。そんな本です。

色彩:色材の文化史 (「知の再発見」双書) フランソワ ドラマール
https://www.amazon.co.jp/dp/4422211927/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_SFYPDb1STFYV2
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