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Miku Nagano 永野未来 ブログ(公式)

絵画制作しています。推薦環境はPC。I am making paintings. Recommended environment is PC.

長年の疑問

絵に関する疑問なのですが。
特にかなり具象的な絵を描く日本人のことですね。

西洋画を描いているって人は沢山見かけるのですが。
「この絵西洋画だな」と思える日本人画家にまだ出会えたことがない。
どうしても西洋画なのに「日本画」っぽいなと思う。
現代アートはそれとはかなり別なのですが。だから現代アートは良い作品が多いのかもしれない。

どうも、海外行ってきた人たちですら、例えば西洋画の「技法」は滅茶苦茶理解してるのに、
西洋画家の「考え方」を理解してる人は少なすぎるような気がしている。
西洋画というと「キリスト教」をどうしても理解しないと無謀なのですが、そこから入った人間がどれだけいるのか。
簡単に言うとキリスト教は「キリストに愛されたい」って感覚でお祈りし行動するわけなんですが(例を出せばマザーテレサがそんな感じです…個人としてはマザーテレサってキリストに恋愛感情抱いてたのかなと思うぐらい妄信的なキリスト教信者なのであんまり好きではない)、日本人はどうしても「仏教、儒教、神道」が根強いため、そこから抜け出せない時点で「西洋画を描く」ことは不可能だと思う。
それは絵を見てると「どうしても日本画から抜け出せてない」という印象がするからだ。
まだ私が「西洋画」を描いている日本人に出会えてないだけなのかもしれないけども。

でも日本人が唯一救いようがあるのが「神道」で、八百万の神様を信じられるから、「キリスト教」のことも本気で学べば学べる環境には居る筈。
幾ら海外に行こうが海外のことを調べようが、「西洋人の考え方」が理解できなかったら一生「西洋画みたいな日本画」で終わると思う。

もっと絵画的なことを言うと、昔の西洋人の絵画は結構合理的だったりする。
「光と影」の関係を見ているだけ。技法はそのあと。
なのに日本人が勘違いしているのは、「技法が先」に来る。
美大ではどこでも「デッサン」という光と影を見る「基礎」ができているのに、何故かレベルが上がるにつれてそれを絵画に落とし込めてなかったりする。
結局それは「技法」に頼ってるからだ。「光と影」で物を見ようとしてない。
「技法」に頼るから、どうしても小難しいテクニックでどうにかしようとする。小難しく絵画を考えてしまう。だからいつまでたっても「西洋画風の日本画」になってしまう。
それが日本人の美点という人なら別に良いんですが、それを「まずい」と感じる人はちゃんと考え方から改めなければならないと思う。

―――
追記。
日本人の中で無意識化に根強く影響されている「神道」「仏教」「儒教」。
この中で西洋画を学んでもOKですよと出してるのが「神道」。
仏教は神道とはまた違った宗教なのですが、救われるところは禅語の中に「慈悲、慈愛」という言葉があるところ。
儒教はあんまり必要ないんじゃないかな。と、個人的にそう思います。

論点からズレたことも疑問視してみるのですが。
歴史から見てみても、儒教を重んじる中国や韓国は、日本人から見て何だか悲惨な歴史を送っているように見えるのはこれだと感じます。
私は中国や韓国は嫌いではないけど疑問に感じるところは、中国は何故アヘン戦争があったにも関わらずイギリスを非難しないのか、韓国はキリスト教信者が多い筈なのにキリスト教徒らしくないのか。これも疑問に思ってたのですが、結局は儒教の教えなのではないかと最近ちょっと私は思うところがあったりしますね。