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Miku Nagano 永野未来 ブログ(公式)

絵画制作しています。推薦環境はPC。I am making paintings. Recommended environment is PC.

久々にオススメ本。「芸術と心理学」村上勝彦

コロナウイルスの緊急事態宣言も伸びたため、久々にオススメの本を。
心理学、教育でアートの事を語っているため、経済至上主義や科学主義の人にとってはあまり面白くない本かもしれませんが…。
暇なので本でも読もうと、久々に本棚を見渡すと出てきました。

リンク「芸術と心理学」村上勝彦

最初からいきなり「第一章 誰もが好きという美はあるか」なんて言葉で始まります。
結構神秘主義的というか、経済活動より芸術活動が先であること、美とはいったいどこで生まれたのか。
なんて話から徐々に東洋のアート、西洋のアート、現代アートの基本的なことはざっくり紹介されていて、まあただ美術好きな方の入門書でもいいのかなと思ったのですが、最終的には般若心経のような目に見えないもののこと、「表現したいその本質とはいったい何なのか?」というところまで問い詰めるため、個人的には好きですが面白くない方もいるかもしれない、といった内容の本です。デッサンの重要性も書かれてあるので個人的にはオススメしたい一冊ですが。

「われわれは何処から来たのか?われわれは何者であるか。われわれは何処へ行くのか。」
と、テクノロジーと芸術の間で鋭く問い詰めてくる鋭い本だなーという感想です。
ちょっと霊的な感覚もあるので全員にオススメできる本ではないように思いますが、このコロナウイルスのような目に見えないものと戦っている現在、いかに目に見えないものの恐怖、またはその逆の「芸術に対する感動」というような目に見えないものを深く考えてみてもいかがでしょうか?